2025.04.13
動物さんたちの治療こそ自然で優しい漢方を🍃

皆様、こんにちは!!!

4月に入って少しずつ気温が上がり、春の訪れを深く感じれるようになりました。

皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

私はワンちゃん🐶を飼っているので、休日はよくドッグランに行きます。

 

ドッグラン | 中央園地 | 公園のご案内 | 木場潟公園【公式】Kibagata park

 

最近、ワンちゃんが耳をよく掻くので病院🏥に行ったところ、

アトピー性皮膚炎と診断されました。そのお医者さんによると

ワンちゃんの90%以上はアトピー性皮膚炎を患っているとのことで、

外耳炎や食べ物アレルギーなどによる痒みもアトピー性皮膚炎の

一種であることにとても驚きました。

ワンちゃんのお薬というのは病院の薬だけではなく、

漢方薬・鍼灸・食養生など東洋医学での治療もございます。

そこで今回は漢方専門の薬剤師から、動物さんたち(犬、猫、小鳥など)

よく処方されるアトピー性皮膚炎の漢方薬・生薬についてお話したいと思います。

 

 

アトピー性皮膚炎は急性・慢性、皮膚の状態など

様々なパターンに分けてお薬を考えていきます。

まず急性のアトピー性皮膚炎の場合です。

皮膚に赤みがあり、浮腫や滲出液が多い場合には「越婢加朮湯」を用います。

「越婢加朮湯」は体の熱や腫れを発散して治すお薬で、

病気の初期で比較的に体力のある動物たちに適しています。

 

皮膚の赤み、乾燥傾向の場合には「白虎加人参湯」を用います。

「白虎加人参湯」は清熱作用が強く、熱を抑えるだけでなく、

熱によって生じた肌の乾燥も抑えることができます。

 

肌の乾燥、滲出液がなく、赤みや痒みが強い場合には「黄連解毒湯」を用います。

「黄連解毒湯」は体の熱を冷ますことでほてると悪化する湿疹に効果があり、

特に体の上部(頭・顔・首)の湿疹に適しています。

 

 

次に慢性のアトピー性皮膚炎の場合です。

 

炎症性と乾燥を伴う肌の場合には「温清飲」が用いられます。

「温清飲」は清熱と潤いによって皮膚の痒み・炎症を抑えるだけではなく、

肌のターンオーバーを促進する効果があります。

 

乾燥による痒みが強い場合には「当帰飲子」が用いられます。

「当帰飲子」は皮膚に潤いを与えながら、体の毒素(痒み)を発散して、

痒みを抑える効果があります。

 

 

生薬としては「冬虫夏草」と「ヨクイニン」をお勧めします。

「冬虫夏草」はコウモリガ科の蛾の幼虫に寄生したキノコであり、

皮膚の免疫機能やバリア機能、保湿機能を高め、ストレスやウイルス感染などの

免疫低下によって引き起こされるアトピー性皮膚炎に適しております。

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「ヨクイニン」はハトムギの種皮を摂り除いた成熟種子を乾燥させた生薬であり、

体内の余分な水分を排出する作用、そして肌に保湿とバリアーをもたらします。

また、ターンオーバーを正常化することでアトピー性皮膚炎の症状を改善することができます。

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これで以上になりますが、上記でお話させていただいた内容は私たち人間にも同じく当てはめることができます。

皮膚トラブルについてお悩みの動物さんたちアトピー性皮膚炎でお悩みの方、一心堂薬局でご相談ください。

Duas Clínicas Veterinárias em Odivelas - Os Patudos

また、動物さんたちで漢方薬の味や匂いが苦手な方はドックフードや、

一心堂薬局で販売しているすっぽんまむし、艶元を一緒に混ぜてあげると

味や匂いが緩和されてスムーズに服用することができます。

是非ともご検討くださいませ。

 

 

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