2025.11.17
喘息とは少し違う!?この時期多い「咳喘息」の漢方治療

肌寒い日が続いております。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回はこの時期に多くご相談を頂く

「咳喘息」についてお話していきます。

 

本編の前に…

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誠にありがとうございます。

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咳喘息とは?

咳喘息とは、喘息の一種ですが、

息苦しさや喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューといった音)は

ほとんどなく

咳のみが長期間続くことが特徴の疾患です。

 

原因?

アレルギーや風邪、インフルエンザといった感染症などが

考えられます。

 

そのままにしておくと?

約3分の1の方が喘息へ移行するといわれております。

喘息は慢性病でいったん罹患すると

治療には長い時間を要します。

慢性化する前段階でいかに適切な処置をおこない

喘息へ移行させないかが重要です。

 

漢方薬での治療について

では実際の症例で詳しくご紹介をしていきます。

 

30代女性、数年前にコロナにかかった後から

特に秋冬に咳喘息の症状が出る方がご来店されました。

 

―症状―

・病院からもらったアレルギー薬や咳止めは効かない

・ステロイドの吸入薬で落ち着くが

 薬をやめると症状が出てきてしまう。

・本当はステロイドの吸入薬は使いたくない。

・こみ上げるような咳が数十分続く

・乾燥するとより症状が出る

・痰が絡む

 

―体質―

・元から呼吸器が弱く乾燥しやすい

・のどが渇きやすい

・むくみやすい

 

といったご様子から

体内の水分に偏りがあることが分かりました。そのため

体内の「水」の巡りを整えながら

咳を抑えていく漢方薬

を調合しました。

 

服用後の経過

服用後1か月→まだ変わらない。

服用後3ヶ月→痰、足のむくみが減ってきた。

服用後6ヶ月→症状が落ち着いてきた。

 

とのご様子で、

漢方薬で身体を整えて次の秋冬に備えますと

漢方薬を継続されております。

 

今年のご様子

9月中旬ごろから少しずつ涼しくなってきたとともに

痰が絡む症状や咳が出てきていましたが

昨年よりはひどくないとのご様子でした。

 

 

まとめ

今回は咳喘息の漢方治療について

お話させていただきました。

この症例は体内の水巡りに着目したことから

主訴の咳喘息のみならず、むくみの症状も改善に至りました。

漢方薬はお悩みの症状が起こる原因を

お身体全体から探してアプローチをしていきます。

 

秋は乾燥から呼吸器のお悩みが増える季節ですので

ぜひ皆様もお気を付けくださいませ。

 

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ぜひ秋冬のお供にいかがでしょうか。

 

 

その他のお悩みについても

随時漢方相談を受け付けております。

 

  

 

 

 

 

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