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0120-73-1410皆さん、こんにちは!!
11月に入り、朝晩の冷え込みも感じる季節となりました。
この季節になると体が冷えて、痛みが生じやすいとも言われています。
考えられる要因として、血行が悪化して筋肉や組織に酸素・栄養が不足するため、
また筋肉が硬くなり神経を圧迫するためです。
今回、痛みの中でも漢方薬がよく用いられる疾患、
「脊柱管狭窄症」
についてお話させていただきます。
脊柱管狭窄症とは脊髄や神経の通り道である「脊柱管」が狭くなることで、
神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状を引き起こす病気です。
そもそも「脊柱管」とは、背骨(椎骨)が縦に並んでできるトンネル状の空間で、
その中を脊髄や神経が通っています。
この「トンネル」が何らかの原因で狭くなると、神経が圧迫されて症状が出ます。
主な原因は加齢による変化が最も多いです。
どのような変化があるかといいますと、椎間板の編成(つぶれや膨らみ)、
骨や靭帯の変形・肥厚、関節の変形(変形性脊椎症)が挙げられます。
その他、外傷や手術の影響、先天的に脊柱管が狭いなどがあります。
症状は大きく2つに分けられます。
1つ目は腰部脊柱管狭窄症です。
主な症状は腰や足のしびれ、痛み、歩くと症状が強くなり、
休むと軽くなる(間欠性跛行)、足の感覚鈍麻、筋力低下、
排尿障害などが挙げられます。
2つ目は頸部脊柱管狭窄症です。
主な症状は首・肩・腕の痛みやしびれ、
手の細かい動作がしにくい(ボタンを留めにくいなど)、
歩行のふらつきなどが挙げられます。
脊柱管狭窄症を東洋医学的に見ると、単なる骨や神経の圧迫ではなく、
身体の基本的なバランスの乱れが根本の原因と考えます。
①腎虚(じんきょ)
腎は老化や疲労の蓄積による生命エネルギーの衰えで、
腎は東洋医学で「骨・脊髄・神経」を司る臓腑であります。
その力が弱まると、骨や関節、神経に栄養が届きにくくなります。
②気血両虚(きけつりょうきょ)
体力・血液の不足による「栄養の滞り」のことです。
気(エネルギー)と血(栄養)が不足すると、
神経や筋肉十分な潤い・栄養が届かず、回復しにくくなります。
③気滞血瘀(きたいけつお)
ストレスや姿勢不良による巡りの停滞のことです。
気(エネルギー)の流れが滞ると、血の流れも悪くなり、
痛み・しびれ・つっぱりを引き起こします。
④寒湿(かんしつ)
冷えと湿気により血行が悪化し、痛みが強くなるため、
特に冷え・湿気・雨天などで悪化する痛みはこのタイプ。
①~⑤に対しての漢方薬は一体どういうものがあるのでしょうか。
①腎虚:八味地黄丸・牛車腎気丸
②気血両虚:十全大補湯・補中益気湯
③気滞血瘀:疎経活血湯・加味逍遥散
④寒湿:八味地黄丸・防已黄耆湯
上記のお薬だけではなく、東洋医学的に問診をし、
症状・体質に合わせてオリジナルでお薬を調合することもできます。
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