2021.11.21
漢方処方名前の由来

11月も半ばに入り19日には部分月食もありました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

本日は漢方薬の名前の由来についてご紹介します。

 

漢方薬には〇〇湯や××散など、湯や散が付く処方が

たくさんあります。

末尾の名前には由来があり

 

例えば葛根湯や小青竜湯などの「湯」はもともと

生薬をぐつぐつ煮込んだスープという意味です。

 

服用した時の吸収が早く、効果も早く感じやすい

など様々なメリットがあります。

 

当帰芍薬散や抑肝散などの「散」

もとは生薬を細かく粉状にしたもので

湯にすると逃げてしまう芳香成分や脂溶性成分を

そのまま取り入れることが出来ます

 

六味丸や牛車腎気丸などの「丸」

生薬の粉をハチミツなどで練って丸錠にしたもので

生薬の成分がゆっくりと放出されやすくなります

胃への刺激を回避したり、いわゆる現在の徐放製剤や

腸溶製剤の働きをしていたそうです。

 

当帰飲子や清心連子飲などの「飲」には諸説あり

少しずつ飲む湯液、手軽に手に入る、などの意味があります。

 

また「料」はもともと散剤、丸剤の処方をエキス剤

(湯をフリーズドライしたもの)に変えた時に使用されます。

 

他にも製薬メーカーの工夫によって漢方のカプセルやゼリー、

はたまた中国では生薬の注射剤も存在します。驚きですね。

 

自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、

体質改善や自然治癒力の向上といった

日頃の健康維持目的で取り入れたい方など

ぜひ一度ご相談くださいませ。

英語・中国語・フランス語にも対応しており、海外からのご相談も数多く頂いております。)

 

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