2022.04.01
漢方通信4月号(こころの不安感を消して行く漢方)不安症・パニック障害等

3月16日の夜、宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました

2県に加え東北・北陸・関東も大きく揺れ、広範囲に被害を与えています

該当地域のみなさまに、こころよりお見舞い申し上げます。亡くなったかたもあり

取返しのつかない状況を苦しく思います。

今後の余震も予想されます。私どもも
当面注意しながら生活を続けていただきたいと願います

地震・戦争など人を大きく傷つける事柄は

早くこの世から消えて欲しいと、祈る気持ちでおります

暮らしのなか、コントロール出来ないほど「不安(不安感)」
が大きくふくらんでしまうことがあります

日常生活に支障を来し

診断を受ければ「不安神経症、不安障害、パニック障害」
などの病名が告げられれば、未来の輝きが見えなくなってしまったようで
不安はさらに増してしまうでしょう

他者との接触を避け、一定の環境に引きこもってしまうこともあります

「大丈夫だよ」と、優しく強く支えてくれるひとがあれば

ひとは落ち着くものでしょうが、また襲い来た地震が切っかけで

そうなったしまうことがあるのではと心配しています

 

不安が制御出来ない程大きく育ってしまったら
生活習慣をふり返り、いまから申し上げることにご注意ください

 

夜ふかしをしていませんか

そうであれば早寝・早起きの暮らしに修正してください

目を酷使していませんか

スマホやPCはおおよその使用時間を決めて用いてください
暗い所でのスマホ使用は目に大きな負担を与えるので、お止めください(せめて明るい場所でお使いください

そして、春の風景・花などを楽しみながら一定時間散歩をしてください

これら3つの生活養生が、あなたの心から不安をなくす方法です

「早寝・早起き」「目の酷使をしない」「散歩をする(ゆるやかに身体を動かす)」は

不安を払う機能を持つ肝の負担を減らす生活習慣です

(漢方的な見かたです。ここで言うは、肝臓と同じではありません)

それが、こころの不安を減らしてくれます

決して忘れず、実行してください

一度に出来なければ、徐々に改善してください

漢方を学んだかたには

「肝は疏泄(そせつ)を主る・肝蔵血(かんぞうけつ)・肝は目に開竅(かいきょう)」

の説明で、分かっていただけると思います

不安の漢方治療は

こころを守る安神薬(サンソウニン、ハクシニン、オンジなど)に

肝機能を守る補陰薬(トウキ、ジオウ)を加えて用います

 

漢方薬では天王補心丸(てんおうほしんがん)を基本にしてください

状況によって、黄連解毒湯などクールダウン薬や、漢方の抗ストレス薬を併用します

極端に元気がないと感じるかたには、安神薬+補陰薬の基本組成に
元気薬のニンジンを加えた漢方薬・加味帰脾湯(かみきひとう)などを1~3ヶ月服用するのが良いでしょう

自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、 体質改善や自然治癒力の向上といった

日頃の健康維持目的で取り入れたい方など ぜひ一度ご相談くださいませ。

(英語・中国語・フランス語にも対応しており、海外からのご相談も数多く頂いております。)

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