2023.11.10
【症例解説】小児のアレルギー性鼻炎

 

9歳 男子

 

【主訴】アレルギー性鼻炎

 

 3歳頃から透明な鼻水が気になるようになった。

耳鼻科を定期的に受診しており、アレルギー止めや鼻詰まりに対しての 西洋薬を服用している。

最近では薬を飲んでいても鼻水が目立つようになってきた。

原因となるアレルゲンは花粉(杉、ヒノキ、ブタクサ、稲)

やハウスダストの可能性が高いことが分かっている。

 

中耳炎や副鼻腔炎の合併症までは至っていない。

喘息やアトピー等の他のアレルギー症状はなし。

 

便秘傾向。野菜嫌い。

便秘薬を服用しているが長期間服用することは

できないとのことで中止予定である。

 外で遊ぶことは少なく虚弱体質。  

 

【既往歴】なし

 

【併用薬】レボセチリジン、カルボシステイン

              モンテルカスト、百毒下し(中止予定)

 

【処方】 今回の症例では体質改善が重要である。一貫堂医学の理論体系を用いた治法が有効。

             解毒症体質を改善する漢方薬をベースに桂枝湯を骨格とした胃腸を整える漢方薬を調合 。

 

【養生法】・身体を動かすことが少ないので外遊びや運動を推奨。

     ・野菜嫌いなので食べやすい白菜やキャベツ等、少しずつでも良いので食べていくよう説明。

     ・添加物や甘みの強い飲食物は減らし玄米食を推奨(難しいようなら雑穀米やもち麦も可)

 

【経過】 1ヶ月:鼻水はほとんどでなくなり気にならなくなった。 便秘は継続(百毒下し服用で改善)

           2ヶ月:完全に鼻水が止まっている。西洋薬は中止になったとのこと。

       3ヶ月:鼻水はでていない。野菜は少しとれるようになり、公園にでかけるようにしている。

        百毒下しは中止になったがスムーズではないものの便はでている。

 

【考察】小児のアレルギー性鼻炎が近年、増加傾向にある背景には運動不足や食事による

    影響が強いことが分かっているがその典型である。鼻炎だけでなく子供の成長過程

    (身体的・精神的)にも影響を与えかねない。小児の体質改善の重要性がよくわかる症例である。

    体質改善とは漢方薬のみで完結するのではなく、養生による生活習慣の変化(行動変容)が伴う

    ことにより貫徹する。

 

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