2024.01.04
飛蚊症のご相談、増えています!!

皆様、いらっしゃいませ。
 
今回のテーマは、これからの季節、特にご相談件数も多い【飛蚊症】についてです。
 
 
1.飛蚊症とは・・・
目の前に蚊やゴミのような物が飛んで見えたりする状態を指します。
人によっては、雲のようなものが浮いて見えたり、
墨を流したように見えたり、形も色も様々です
数も1個から数個、時に多数のこともあります。
これらのものは目を動かすと、ふわっといった感じで目といっしょに動いて見えます
2.原因
飛蚊症は、眼球の硝子体しょうしたいの濁りにより起こると考えられ、
自覚症状が少なく、視力が低下したり、痛みを感じないので、そのままにしておく方が多いです。
ですが、放ったままにしておくと、
網膜剥離や眼底出血などの重大な目の病気を見逃してしまい、失明することも考えられるので注意が必要です。
 
原因としては、加齢によるものや遺伝性によるもの、目の外傷によるものなどが考えられます。
最近は、若い人たちにも増えてきており
これは、スマートフォンやパソコンを長時間使用していることが原因だと考えられています。
 
 
3.治療
①西洋学的治療(病院)
原因にもよりますが、レーザーなどを用いた手術が一般的といわれています。
※網膜裂孔や網膜剥離の場合は早急な処置が必要ですので、まずは眼科で診断を受けることが重要です。
 
 
②東洋学的治療(漢方薬)
中医学では、飛蚊症は「雲霧移睛(うんむいせい)」と呼ばれます。
漢方では「陰」の不足からくる目の中の潤い不足と関係していると考えます。
また、目の症状は五臓六腑の中では、特に「肝」と深い関わりがあり、
「肝」は目の栄養源である「血」の貯蔵庫でもあります。
スマホなどにより目を酷使して肝血を消耗すると、目に行き渡る栄養が不足し、目の老化を早めてしまいます。
 
また、「肝」はストレスによるイライラや鬱など精神的なトラブルの影響を受けやすく、
肝が弱ると、目の症状も悪化しやすくなります。
一般的には、クコの実(枸杞子)と菊花、石決明が目にいいことが有名ですが、
ストレスによる「肝」の 場合には、違った治療方法が必要になります。
 
 
※東洋医学には舌診というものがあり、 舌の状態(形や大きさ、苔の色や範囲)を確認します。
   
 
 
東洋医学的に身体が現在どのような 状態にあるか判断することで
1人1人に合わせて適切な漢方薬をご用意いたします。
悩む前にまずは専門家までご相談することをお勧めします。
慢性化すると治りが悪くなってくる場合もありますので、 お早めのご相談をおすすめします。
 
 
4.養生
 
休養や睡眠を十分にとることや、ストレスをうまく発散させることも飛蚊症の改善や予防につながります。 また、スマートフォンやパソコンを長時間見ないようにすることも大切です。
 
また、自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、
体質改善や自然治癒力の向上といった 日頃の健康維持目的で取り入れたい方など
ぜひ一度ご相談くださいませ。
(英語・中国語・フランス語にも対応しており、海外からのご相談も数多く頂いております。)
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