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0120-73-1410こんにちは、薬剤師の冨山です!
今回は、6月の梅雨の養生に引き続き、夏の養生についてご紹介します。
夏の特徴(中医的考えを含む)
◎ 夏は「心」の季節 → 「心」は【血液の循環】と【精神のコントロール】の2つの働きをもちます。 ◎ 汗をかくと気も血も消耗 → 「汗は心の液」や「汗血同源(かんけつどうげん)」という言葉があります。 ◎ 日本の夏の特徴は暑さと湿気 → 脾(胃腸)は湿気を嫌うので胃腸のケアも大事です。 ◎ 冷房による冷えやすさ → 冷房のきいた部屋に長くいる方は冷えに対する対処もしていきましょう。 上記より、気血を補い、心と脾(胃腸)をケアすることが大切です。 |
食材を選ぶ際の参考
五行の考え方より、 心:苦味のある食材・赤い食材 (例)苦い食材 : ゴーヤなど 赤い食材 : スイカ、レバー、トマト、りんごなど 脾:甘味のある食材・黄色い食材 (例)甘味の食材 : じゃがいも、ながいも、かぼちゃ、卵、棗、きゅうり、豚肉など 黄色い食材 : 味噌、大豆、パイナップル、とうもろこし、南瓜など ★中国のことわざに「冬は大根、夏はショウガ、医者いらず」ということわざもあります。 ⇒ 夏でも、身体を温めるショウガなどを毎日の料理や薬味として摂り入れるのがおすすめです。 意識して摂り入れることで、胃腸機能を整え、免疫機能を高める助けをしてくれます! また、「冬病夏治(とうびょうかち)」という言葉はご存じでしょうか?冬にかかりやすい病気は 夏の間に予防・治療することを表します。夏のうちにも冷やしすぎず温めることも大事です。 |
夏のおすすめ漢方【生脈散】
構成生薬より、元気にしてくれて、汗が出すぎるのを和らげ、潤いをあたえるようなものから 成り立ちます。そのため、汗をかきやすい人や屋外で作業する人、疲れやすい人におすすめです。 ※お取り寄せになる店舗もございます |
おすすめの簡単薬膳〈卵ときゅうりの炒め物〉
☆むくみが気になったり、眠気がとれない・身体が重だるいような痰湿タイプの人にもおすすめ! ☆きゅうりは生だと身体を冷やしてしまいますが、炒めることで、胃腸が弱い人にもよいです。 ☆卵は気血を補い、きゅうりは熱を冷まします。 【材料】 ・きゅうり 2本 ・サラダ油 大さじ2 ・卵 3個 ・鶏がらスープの素 小さじ1 ・塩 少々
【作り方】 ① 多めの塩(分量外)できゅうりの表面をこすり、5分ほどおいておく。 ② きゅうりを洗い、両端を落とし、縦半分に切ったあと、端から斜めに薄く切る。 ③ フライパンに油をひき、熱したら溶いた卵をいれすばやく炒めて皿にとる。 ④ 同じフライパンできゅうりを強火でさっと炒め、鶏がらスープの素と塩を加える。 ⑤ きゅうりがしんなりしたら(炒めすぎないようにすると食感がよいです)卵を加え炒め合わせる。 |
個人的には、今年は緑豆や金針菜を使用した料理に挑戦してみたいです。
きゅうりの水餃子なども昨年試してみたのですが、おいしく暑くて食欲がないときには おすすめです!旬の食材をうまく取り入れつつ、元気に楽しくすごしていきましょう(^^)/ |
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