2025.11.01
【漢方通信11月号】生薬や薬膳・養生を身近に

こんにちは、薬剤師の冨山です!
11/7~は立冬ですね。暦の上では冬が始まります。
今回はそんな冬の養生について簡単にお伝えします。

中医学の考え方➀陰

中医学では、陰陽説という考えがあり“自然界の全てのものを
「陰」と「陽」の相反する二つの要素でとらえる考え方で、相互に対立・依存しながら絶えず変化している関係のこと”をいいます。
季節の視点からは、秋から冬にかけて、陰が増え、冬至(2025年は12/22)には陰が極まります。
陰と陽の一部をご紹介します。

表にも記載のように、女性は陰にあたるのですが、陰の時期や陰に関することは女性にとっても、と
ても大事。血液や潤いなども陰にあたり、しっかり補うこと・しっかり流れる(流す)ことが女性に関
する不調(更年期や生理、女性疾患など)や若々しさにも関連してきます。

 

秋・冬

太陽 春・夏

 

中医学の考え方②腎
冬は中医学での「腎」とも関係の深い季節
中医学の腎は成長、生殖、骨髄、骨(歯を含む)、脳、耳、便・尿の排泄に関連すると考えます。
生命力とも関連するので、腎も若々しさと関連します。

 

冬におすすめの食養生
①補腎の食材例 ⇒貝類、海藻類、山芋、キャベツ、鰹、クルミなど
②陰を補う食材例⇒百合根、黒ゴマ、卵、貝類、すっぽんなど
(※陰を補う食材は、粘滞性があるので胃腸の弱い方は様子をみながら使用を)
③身体の内側から温める食材例⇒生姜、桂皮(シナモン)、黒砂糖、丁子(クローブ)、ニラ、鯵、鮭、胡椒など
(※香辛料類は、実熱、陰虚、妊婦さんは控えることが望ましいです。)

 

この時期おすすめの商品
【生姜末】
お好みの飲み物などに混ぜていただいたり、お菓子作りにも!紅茶に混ぜていただくと、より身体が温まりやすいです。
冷えが気になる方におすすめ。【一心活命丸】
陰を補う亀の甲羅や女貞子、腎を補う鹿の角や枸杞の実・女貞子、元気を補う人参・竜眼肉なども配合されています。

いつまでも若々しく元気に過ごしたい方におすすめ

 

お知らせ

11月18日(火)、埼玉会館で開催の「第5回100万人の声磨きフェスティバル」へブース出展の参加をさせていただくこととなりました!!
“日本声磨き普及協会”様主催の入場無料のイベントです。
一心堂のブースでは、一心茶・皇帝茶のイベント限定10包入りの販売や試飲、のど飴や弊社社長荻の新刊を含む著書の販売などを企画しております。来場された方向けのチラシには、声に関するコラムも同封する予定です。
こちらのイベントでは、「咳込み・むせやすい・飲み込みづらい・滑舌が気になる・加齢とともに声のかすれや出づらさが気になる方」などに特におすすめです。上記以外でも、しっかり声を出していくことを学ぶことで、自信がつく・好感度アップにつながる・相手に伝わりやすくなるなど、コミュニケーション
の助けにもなります。発声について、知ってみませんか?
ご興味のある方は是非お申込みください。会場でもお会いできますことを楽しみにしております!

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