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0120-73-1410今年もいよいよ12月。気温がぐっと下がり、冬らしさが増してきました。
こんな季節に気を付けなければいけない疾患、
それは「高血圧」です。
日本人の約3人に1人が高血圧と言われています。
自覚症状がほとんどないため「少し高いだけだから大丈夫」と思いがちですが、
血管に負担がかかり続けると、
脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなります。
今回は漢方薬剤師の視点から、「高血圧」の体質と改善のポイントを分かりやすく解説します。
まず医学的には、収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期90mmHg以上が高血圧とされます。
原因は塩分過多、ストレス、肥満、運動不足などさまざまですが、
漢方では人によって“血圧が上がる理由”、
つまり原因が体質とのバランスが崩れていると考えます。
漢方的には大きく3つのタイプに分けられます。
1つ目は
「肝火上炎(かんかじょうえん)タイプ」。
イライラしやすく、顔が赤くなりやすい方に多く、頭痛や耳鳴りを伴うことも。
ストレスで血圧が急に上がるのが特徴で、釣藤散や抑肝散などが使われます。
2つ目は
「痰湿(たんしつ)タイプ」。
むくみやすく、体が重だるい、コレステロールが高いなど“ドロドロ体質”の方によく見られます。
胃腸機能が弱く、余分な水分が代謝されず血圧を押し上げている状態です。
防已黄耆湯や半夏白朮天麻湯などを用います。
3つ目は
「腎虚(じんきょ)タイプ」。
高齢者に多く、足腰のだるさ、冷えとほてりが混ざる、夜間頻尿などの症状が特徴です。
身体のエネルギーが不足し、血流をコントロールする力が弱くなることで血圧が上がります。
六味丸や八味地黄丸などが代表的です。
改善のためには、生活習慣の見直しも欠かせません。
塩分を減らすだけでなく、加工食品の塩を減らし、みそや梅干しなど自然の塩に置き換えるのも効果的。
夜のスマホ控えめは自律神経を落ち着かせ、ストレス型の血圧上昇を防ぎます。
また、足湯は腎の働きを助け、特に腎虚タイプに良いケアです。
高血圧は同じ数値でも、人によって原因も対策も異なります。
漢方はあなたの体質に合わせて血圧を整えるサポートができる医学です。
ですので、東洋医学的に問診をし、
症状・体質に合わせてオリジナルでお薬を調合することもできます。
高血圧でお悩みの方、
是非一心堂薬局各店にて、どうかご相談くださいませ。
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