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0120-73-1410薬剤師の冨山です。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
今回は、お正月後に疲れやすい胃腸について記載していきます。
脾(胃腸)について
※厳密には脾と胃は別ですが、今回は脾と胃を大きくまとめて胃腸と記載いたします。
まずは中医学での胃腸の働きについてです。
①消化、吸収、輸送機能により全身へ散布する役割をもつ。(運化)
②栄養物質を心や頭、肺に昇らせ、心肺の働きによって気血を生み出す。(昇清)
→この機能がうまくいかないと、運化の働きも悪くなり、気血がつくられないので元気がなくなったり、めまいが起きることにもつながります。
③血液が漏れないようにする働き(統血作用)
→血液が経脈を循環するよう制御し、脈外にもれないようにする働きもあります。この働きは胃腸だけでなく「気」の働きも関係します。
脾(胃腸)の働きが弱っているサイン
①消化吸収の異常・・・腹部膨満感、軟便、食欲不振、倦怠感、瘦せ衰える
②血便、血尿、過多月経・・・血熱なども関連することがあるので、必ずしも胃腸だけが原因ではないですが、食べ過ぎや飲み過ぎでも起こることがあります。
③口内炎や唇のかさつき・・・「脾は口に開竅する」(口と関係が深い)という言葉があり、胃腸が弱っている目安になります。
④痰が出やすくなる・・・運化がうまくできなくなるので、全身にうまく湿(水分)を分散できず、湿が集まります。その湿が熱と化したり、他の病気を引き起こしたりします。
上記にあげた症状は胃腸以外の原因でも起こりえますが、胃が重くなりやすい・食べる量が少なく食欲が出ない・瘦せ型などの方は、胃腸の弱りから症状が出ている可能性が大きいです。
脾のまとめ
◎「百病はすべて脾胃が弱ることから起こるなり」と述べられている記録もあるほどです。
(『脾胃論・脾胃盛衰論』著:李東垣)
◎胃腸が弱ると運化がうまくできないので、全身にうまく分散されず、湿(水分)が集まりやすくなります。湿がうまく分散されず長く留まると、痰がでやすくなったり、熱と化したり、他の病気を引き起こす原因となることがあります。
そのため、食べ過ぎたり飲み過ぎたり、胃腸が弱っている時は消化に良いものや湿を取り除く助けとなる食事が大事です。ご自身の身体の声を聞いていただきつつ、お食事、食べ方、過ごし方を調整されてみてください。
この時期おすすめの食養生
【七草粥】
七草はビタミンやミネラル、食物繊維などを含むものが多く、栄養も得ながら胃腸の助けとなるものが含まれます。

【小豆粥】
小豆は、薬膳では「利水滲湿類」に分類されます。脾は湿を嫌い、湿が多いと胃腸が弱るので、食べ過ぎ飲み過ぎの時、便が柔らか
いなど調子が優れないという時はおすすめです。
【消食類の食材】・・・麦芽、カブ、大根、オクラ、サンザシ ※消食類:食べ過ぎや消化不良を助けます。
| 胃腸にやさしく過ごしつつも、元気に楽しんでお過ごしいただけますように!
皆様、素敵な新年となりますよう願っております^^ |
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