2021.11.01
漢方通信11月号(ウイルス病の世界)

今年の冬は不確定(ウイルス病の世界)

11月7日から、季節は冬になります。
今年の冬は、コロナとの共存を強いられる冬は
いったいどんな状況になるのでしょう。

旅行で各地を訪れることが増え、飲食店の飲酒
をともなう夜間営業が通常となれば、マスクを
使わずに他人と接する時間が増えるのは
確実と思われます。
すると昨年抑えられていた病が
訪れるかも知れません。

例えばインフルエンザ

一般的にマスク生活は継続するはずなので、
大流行するとは現状思えませんが
やはり注意が必要でしょう。

中国で熱性感染症が広まり、多数の死者が出た1800年頃
漢方の医師は、庶民の命を守るため奔走しました。

そこで考え出されたのが、熱性感染症への対応です

感染初期の「ノドの痛みや、発熱」の突出であれば
銀翹散(ぎんぎょうさん)を継続服用
することで治療をしていました。

それが悪化して生命の危機をむかえる
「夜間の高熱」「反復・持続する発熱」の
不調が現れたときは、牛黄(ごおう)を用
いて命を守る治療としていました。

夏の疲れをひきずると免疫力も低下するでしょうから
薬用ニンジンなどをとっていただき
病を身体に寄せつけない努力も必要でしょう

またノロウイルス感染(感染性胃腸炎、秋から春に
流行する)に苦しむかたも増えるかも知れません。

手指の消毒などがひんぱんに行われていますので
爆発的な増加にはならないと思いますが、注意は
必要です。

ノロウイルス感染では、感染後1~2日で
「嘔吐・下痢・発熱」の不調が激しく現れます

それが2日ほど続いたあと、回復に向かいます。
回復後もしばらくは、下痢に悩むかたが多くあります。
外出時、冬の寒い風が吹きつけた時
底冷えする場所にいる時

それが寒冷刺激となって少量の下痢を起こします。

急速に便意が生じるため、下着を汚すこともあります。
これでは、安心して外出することが出来ません。

ノロウイルスから回復したものの、下痢が繰返し起きるかた
は、霍香正気散(かっこうしょうきさん)を用いてください

1日3回、温湯で服用することで、迅速に下痢を防ぎ、
体力の回復をサポートします。

下痢と嘔吐を防ぐ生薬・ハンゲ(半夏)を薬効の軸に、
抗菌作用を持つ芳香生薬カッコウ(霍香)・シソ(紫蘇)
・コウボク(厚朴)を3種配合し、ノロウイルスが
崩した体調を回復します

ノロウイルス感染ではなくても、寒冷刺激による下痢が
起きやすいかたには、それを止めるために良い製剤です

日々のニュースで社会の状況を知り、
拡大しそうな病にそなえてください。

一心堂薬局各店では、漢方 の専門家が、みなさまの
健康のため、親身に、一生懸命努めさせていただきます。

自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、

体質改善や自然治癒力の向上といった

日頃の健康維持目的で取り入れたい方など

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