2023.09.26
ヒガンバナ 毒も薄めれば薬になる!? 一風変わった咲き方

 

 

本日は彼岸明け。  

関東圏内の彼岸花は例年に遅れながらも見頃になってきました。

温暖化とはいえ咲くべき時に咲かないと物寂しいものがあります。 

 

彼岸花の根(正確には鱗茎といって葉が集まって太くなったもの)は アルカロイドを含み有毒植物として有名です。  

以前は石蒜(セキサン)の名で浮腫全般に民間薬として使われていました。

擦って練ったものをガーゼ等に塗って足の裏に貼りつけるという貼付タイプでした。

皮膚から吸収される量は微々たるもの。

にも関わらず、利尿作用が効果として、はっきり認められることは

そのアルカロイドの作用が強いとういうこと。。。驚きです。

毒も薄めれば薬になるとはまさにこのこと

(催吐剤として内服されていた過去がありますが、絶対に使用してはいけません)

 

 現在は利尿剤の存在や同様の効果でリスクのない良い方剤があるので

ヒガンバナ根の使用することはありません。

 

ところで、彼岸花は一風変わった咲き方をします。

 

開花時期になると葉がない状態で

まるで、つくしのように「にょきにょき」と茎が成長します

先端にはつぼみが包まれています

 

茎が成長するすると

先端が割れて蕾が出現する

 

 

蕾がそれぞれ開花する(開花には時間差がある)

 

チュリーップのように一つの蕾から

まとまって 開花すると考えていた方も

多いのではないでしょうか。

ぜひ、彼岸花をみつけたら観察してください。  

 

 

英語・中国語・フランス語にも対応しており

海外からのご相談も数多く頂いております。)

一心堂薬局HP  https://www.isshindo.jp/index.php

漢方について・食養生についてなどの情報を

YouTubeやLINEでも配信しておりますので、

ぜひご登録よろしくお願い致します。

 

 

 

  • 【漢方専門】一心堂薬局楽天ICHIBA
  • amazon

10:00~19:00 年中無休0120-73-1410