2022.09.30
【論文解説】【ガン】抗がん剤と漢方薬の併用効果

 

ガン治療において漢方薬は昔から使用されてきました

添加物のない自然食品を摂り、玄米を食べ漢方薬を飲む

東洋医学上の理論では、重要で必要な養生です

 

しかし

現代医学において治療薬の科学的根拠は重要視されます

漢方薬の世界でも臨床研究が進み、日進月歩です

 

本日はガンに対する漢方薬の効果を

科学的根拠と絡めてお話しします

 

 

【抗がん剤と六君子湯の併用効果】

下の図は抗がん剤であるシスプラチンの副作用の1つ

食欲低下に対する漢方薬併用による予防効果を調べ結果です

横軸が漢方薬併用の是非(Rikkunshito(+)が漢方薬服用群

(Rikkunshito(-)は漢方薬を服用しなかった場合)

縦軸は食欲の数値(高いほど食欲あり)

 

 

 

漢方薬を併用することで食欲の低下を予め予防できること

が分かりました

 

シスプラチンの吐き気の発生率は9割

 

抗がん剤治療は決められたサイクルを決められた通りに

実施することが重要です

食欲がなくなると食べ物を上手く摂れず

身体は蝕まれ、抵抗力も衰えてきます

 

結果的に抗がん剤治療を続ける体力が限界

にきてしまいストップしてしまいます

 

ガン治療では抗がん剤治療をいかに最後

までやり遂げるかが重要です

 

 

【抗がん剤と牛車腎気丸の併用効果】

 

下の図は抗がん剤であるオキサリプラチンと牛車腎気丸

を併用した場合の神経毒性の発現率です

右軸がオキサリプラチンの用量

縦軸が神経毒性の発現率

太線が牛車腎気丸を併用 灰色太線はグルコン酸Ca、硫酸Mg

実線が牛車腎気丸、グルコン酸Ca、硫酸Mg併用

点線が併用薬なし

グルコン酸Ca、硫酸Mg併用はオキサリプラチンの

解毒剤として使用されます

 

 

 

牛車腎気丸を併用することで神経毒性を抑制している

ことが分かります

 

神経毒性とは手足や口が痺れたり痛みを感じ

感覚が弱っていきます

 

オキサリプラチン服用の9割の方に発現します

 

神経障害による体力低下、気力低下は抗がん剤

治療をストップさせかねませんので漢方薬が

副作用の発現率を抑制することが、いかに重要かわかります

 

【参照】

Ohno T, Yanai M, Ando H, Toyomasu Y, Ogawa A, Morita H, Ogata K, Mochiki E, Asao T, Kuwano H. Rikkunshito, a traditional Japanese medicine, suppresses cisplatin-induced anorexia in humans. Clin Exp Gastroenterol. 2011;4:291-6. doi: 10.2147/CEG.S26297. Epub 2011 Dec 12. PMID: 22235173; PMCID: PMC3254207.

Kono T, Mamiya N, Chisato N, Ebisawa Y, Yamazaki H, Watari J, Yamamoto Y, Suzuki S, Asama T, Kamiya K. Efficacy of goshajinkigan for peripheral neurotoxicity of oxaliplatin in patients with advanced or recurrent colorectal cancer. Evid Based Complement Alternat Med. 2011;2011:418481. doi: 10.1093/ecam/nep200. Epub 2011 Jan 11. PMID: 19952054; PMCID: PMC3135601.

 

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