2022.10.05
【漢方通信10月号】秋、酸っぱい胃液の逆流 ~逆流性食道炎~

 

秋は、酸っぱい胃液の逆流が起こりがちになります

 

胃液の逆流(胃内容物の逆流)は

病名として逆流性食道炎と呼ばれます

 

意識せず口にするたくさんの飲食物が

逆流を起こすことが多いのです

 

今の時期「食欲の秋」とよくいったものです

 

夏は食欲低下に悩んでいたはずなのに

秋は一転し、食欲が増していることを感じます

 

なぜでしょう

 

クリ・サツマイモ・ブドウ・カキ・リンゴ

キノコ類、魚では秋鮭やサンマなど

 

おいしい食べ物がたくさん収穫されるからでしょうか

 

漢方の季節を捉える方法では

秋の食欲増進は

 

「大気中の湿度の低下」を主要因と捉えています

 

もちろん酷暑が去ったことも(気温低下も)

身体を楽に感じさせているのは間違いないことでしょう

 

秋に起きる変化、大気中の湿度減少は、胃に元気をあたえます

 

そのため、夏は「食欲不振」を感じやすかったのに

短期間で真逆の方向性「食欲増進の秋」へと変化します

 

他人が見れば過食しているのは明らかなのに

食べすぎているとの自覚がないかたも、多くいます

 

すべてのかたに提案します

 

食事の量とそれ以外の間食すべて、メモしてください

 

食べ物を多く口にしていると

気づくきっかけになるかもしれません

 

食べ過ぎているのならそれを行わないよう意識して

生活すれば逆流する不調も半分以下に減るでしょう

 

また、ダイエットにも役立つでしょう

 

食べ過ぎているのが分かり

胃液逆流の原因であるかも知れないと思ったら

加味平胃散(かみへいいさん)を用いてください

 

消化力を助ける生薬配合に

漢方の消化酵素が含まれている

総合胃腸薬的な薬効を示します

 

同時に泥のような便(においは薄い)が続くときも

救ってくれるでしょう

 

逆流するかたは、便の不調が続くかたがあります

前述のものと異なり

 

「(排便後も)残便感があり不快」「くさいにおいの便」

「軟便」「胃の熱感・膨満感」

 

一つまたは複数条件を訴えるとき

 

食べすぎたため、胃腸のオーバーヒートが起きています

 

対応には、クールダウン薬を配合した漢方薬

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を用いてください

 

服薬すると良い感触を得るものの

完全に治り切らないなら

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を併用してください

 

最初に前提として「食べ過ぎている場合」として説明しましたが

食べ過ぎていない場合も(年中、食欲不振に悩むかた)

胃液の逆流が起こることがあります

 

元気のない状況(気虚)が、その不調を起こしています

 

元気を補うためのニンジンに飲食物の

胃内停滞を防ぐハンゲ・ビャクジュツを配合した

六君子湯(りっくんしとう)を用いることで

逆流性食道炎を抑えてください

 

この薬は、必ずお湯で服用してください

(40℃ほど/冷めかけた緑茶程の温度)

 

効果が現れるのに1週間程かかってしまうこともありますが

服薬により不調改善を体感したら

効果を定着させるために

その後、1カ月程は継続服用してください

 

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