10:00~19:00 年中無休
0120-73-1410こんにちは、薬剤師の冨山です!
6月は梅雨入りする時期ということもあり、
今回は、湿気に対する対策をご紹介したいと思います。
湿気が多い日や梅雨時はどういうことが身体で起こりやすくなる? 湿度が高くなったり、水分を余分に摂りすぎたりすると、うまく水分が代謝されにくくなり身体にも 湿気がたまりやすくなります。身体にたまってくる湿気を、中医学では「湿」と表します。 「湿」が身体にたまっていくと、だんだんとドロドロしていき、汚れの多い水道管のパイプのように、 詰まりやすくなってきます。ドロドロして詰まりやすくなった状態は「痰湿」などと言われ、「痰湿」と 呼ばれる状態になると、重だるさや吐き気・のどのつまるようなかんじ等、様々な症状へつながっ てきます。また、湿の性質は重いので、身体上部の症状からはじまり、下半身への症状へと移行しやすいのが特徴です。 |
身体に湿が多い時に出やすい症状 1. 舌がぽてっとし、歯の跡が舌の縁(ふち)につきやすくなる 2. 身体が重だるい 3. むくみやすい 4. 水様便、軟便 5. のどが詰まるような感じや悪心・嘔吐 6. めまい 7. しびれ etc・・・ |
梅雨時のおすすめ食材 はとむぎ(ヨクイニン) 利水消腫・滲湿、健脾止瀉など 冬瓜 清熱利水、消腫解毒、生津徐煩 コーン茶 利水消腫、利湿退黄、清熱 黒豆 祛風利水、活血解毒、滋陰補血 エゾウコギ 祛風湿、補肝腎、強筋骨、利水 ※【はとむぎ】は粉末も販売しています。 普段からスープや飲み物などに入れていただくのもおススメです。 |
おすすめ食材の効能については、主に①むくみなどに対し、身体の余分な水分を除き水の代謝機能を回復させる
②おなかの働きを助け下痢を和らげる 役割があります。 |
湿気が多い時のおすすめ漢方 【藿香正気散(かっこうしょうきさん)】 気温が低く湿気の多い日や、暑い日でも冷房にあたり冷えてしまい不調がある方におすすめで す。構成生薬は温めるものが多いため、「冷え」というのもポイントです。 〈食欲不振、下痢、全身倦怠感(服のまま水につかったときのようなだるさ)、初期の感冒・頭痛など〉の症状によいです。ご自身が当てはまるのかどうか分かりにくい場合は、是非ご相談ください。 中国ではポピュラーな漢方で、病院でも処方されますが、一般用医薬品としても販売されているそうです。また、日本での販売は粉薬のみですが、藿香正気水として水剤(アルコールが含まれ、においが強め)やカプセル剤としても販売されています。中国の方が藿香正気散を求めてご来店されたこともあり、実際に使用されているんだなあと勉強にもなりました。※店舗によっては、お取り寄せになることがございます。梅雨というと、ジメジメした印象が多いかと思いますが、農作物が豊かに育つ ための季節でもあります。蒸し暑いですが、冷たいもの、生ものを摂りすぎてしまうと身体を冷やし、身体が冷えることで水分代謝も低下しやすくなります。ご自身の身体を大切にしながら、梅雨の時期も乗り切っていきましょう! |
10:00~19:00 年中無休0120-73-1410