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0120-73-1410実際にはまわりになんの音もしていないのに、「ジージー」「キーン」などといった音が聞こえてしまう症状を耳なりといいます。
耳なりには、めまいや難聴,、耳痛、耳閉塞感(耳のつまった感じ)を伴うことが多くあり、その中でも特に難聴は、耳なりがある人に随伴しやすい症状です。
『中耳炎・外耳炎などの耳の病気』『めまいや難聴を伴うメニエール病』『高血圧症・低血圧症』『過度のストレスによる自律神経のバランスの崩れ』ただし、詳細な検査をしても原因がつきとめられないものが多くあります。
めまいには前庭性のめまいと、非前庭性のめまいがあります。 前庭性のめまいには、メニエールや前庭神経炎、薬物の副作用などの内耳や末梢神経に異常があるような末梢性のめまいや、脳血管障害や脳腫瘍などの中枢側に異常がある中枢性のめまいにわかれます。
頚椎の異常や、血圧、内分泌障害、眼科性疾患、更年期障害などは、非前庭性めまいに当てはまります。めまいが起きた場合はまず横になって、体を楽にします。少し楽になってから、医療機関にかかることです
難聴は伝音性難聴と感音性難聴にわかれます。
外耳や中耳といった音を伝えるところに障害があるものが伝音性難聴で、主に急性の中耳炎からおこります。内耳やそれ以降の神経系に障害があるものを感音性難聴といい、この場合は比較的治療が難しいものとされます。
花粉症とはある特定の花粉に対してアレルギー反応が起こることを言います。アレルギー反応を起こしやすい花粉は、杉やひのき、ブタクサ、ヨモギなど。これらの花粉が飛ぶ時期に症状(鼻の症状=鼻水・鼻づまりや、目の症状=目のかゆみ・涙目のほか、のどのいがらっぽさ、肌荒れなど)が現れるのが特徴です。
花粉症は花粉をアレルゲン(抗原)とするアレルギー反応です。免疫細胞の一つであるリンパ球は、大きくTh1リンパ球(以下、Th1)とTh2リンパ球(以下、Th2)に分かれます。それぞれ役割が違っていて、Th1は主にウイルスや細菌などに対してはたらき、Th2は食物や花粉などに対してはたらきます。つまり、アレルギー反応を起こすのはTh2ということになります。この2つのリンパ球はシーソーのような関係で、Th1が多いとTh2が少なく、Th2が多いとTh1は少なくなることがわかっています。花粉症などのアレルギーが起きるときは両者のバランスが崩れてTh2が増えます。どうしてバランスが崩れるのか、その原因はよく分かっていませんが、ストレスや食生活の乱れなどライフスタイルが影響を及ぼしている可能性は高いと言われています。
アレルギーが起こるメカニズムついては次のとおりになります。Th2は花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルゲンを察知すると、その情報をさまざまな化学伝達物質を蓄えている肥満細胞に伝えます。情報を受け取った肥満細胞はヒスタミンやロイコトリエンという化学伝達物質を放出します。このヒスタミンやロイコトリエンが鼻や目の知覚神経で働くと、花粉症特有のさまざまな症状が起こってくるのです。
花粉症の治療で何より大切なのは、花粉にあたらない(曝露しない)ことです。それでも症状が改善されない場合は、薬物治療などが行われます。薬で現在、一般的に用いられるのは、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬です。いずれも肥満細胞から放出されるヒスタミンをブロックする薬です。この薬はヒスタミンが起こす症状、鼻水、涙目、目のかゆみ、くしゃみなどに対して有効です。鼻づまりに関しては、今のところ副作用なく強力にロイコトリエンをブロックする内服薬はなく、現段階ではTh2を抑えるステロイド薬の服用や、細菌の感染を防いで症状の悪化を防ぐ抗菌薬の長期投与などが試みられています。抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬の問題点は、ご存じのとおり「眠くなりやすい」ということです。ヒスタミンはアレルギー症状を起こすだけでなく、脳を活性化させるという大切な働きもあわせ持っています。したがって薬でヒスタミンをブロックしてしまうと、脳の覚醒レベルが下がってしまい、眠気やだるさが出てくるのです。最近では脳に薬剤が入りにくいように作られた新しいタイプの抗ヒスタミン剤も登場しましたが、それでも眠くなってしまう人もいるようです。薬物治療のほかには、レーザー治療(レーザーで鼻の粘膜を焼く)、減感作療法(アレルゲンを少量ずつ体に入れてアレルギーを起こしにくくする)なども行われています。
漢方治療の場合、症状そのものを抑えることと、病気になりやすい体質を改善して病気になりにくい体を作ることに分かれます。これは花粉症の治療に限らず、多くの漢方治療で共通する治療方針です。花粉症の場合では、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを治し、アレルギー体質を改善することになります。
まず花粉症の症状を「体内の水分バランスの異常(水毒)」ととらえています。水毒とは必要なところに水分が少なく、特定のある部分にたくさん溜まっている状態(これを水の偏在と言います)のことです。鼻水や涙目などはまさに不要な場所に水分がたまっていることから起こってくる症状です。鼻づまりも鼻の粘膜に水分が貯留して膨張して起こります。なんとなく花粉症の時期にむくんでしまうと言う人もいますが、これもまさに水毒の現れです。一方、「気・血・水(き・けつ・すい)」の概念に沿った診察が行われ、その結果に基づいて漢方薬が処方されます。「気」とはいわゆる生命のエネルギーのようなもの、「血」は血液、「水」は血液以外の水分です。先ほど「水毒」という概念が出てきましたが、この「水」は気・血・水の「水」と同じです。気は血と水をうまく循環させる、いわば動力のような役割を担っています。水毒では、「水」に問題があって水の流れが悪くなっていると同時に、水の流れをコントロールする「気」にも何かしらの問題も関わっていると考えられます。また人によっては「血」の異常によって「水」に問題が出ていることもあります。こうした気や水、血の異常を修正し、気・血・水がバランスよくはたらくようにしていくことです。
ともかく漢方薬は忘れずに根気よく飲み続けることが、花粉症の根本治療の最大の鍵となります
なお、最近では漢方薬のこうした体質改善効果について、西洋医学的な研究も試みられています。ある漢方薬を服用するとTh2リンパ球が減り、Th1リンパ球が増えたことが基礎研究で明らかになりました。このように漢方薬でアレルギー体質が改善されることが徐々に確かめられています。
何らかの刺激によって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状がおきるものをアレルギー性鼻炎といいます。特定のアレルゲンが体の中に進入し抗原抗体反応がおこることでヒスタミンが遊離し炎症をおこすといわれています。ハウスダスト(ほこりやダニなど)や花粉、食べ物(牛乳、卵、そばなど)がアレルゲンとなります。日常注意点としてアレルゲンを取り除くことは大事です。
治療は点鼻薬や、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤の内服がおこなわれます。
漢方治療においては、アレルギー性鼻炎は主には水毒として考えるので、湿をとるような漢方薬を症状と体質にもとづいて選択します。また、鼻炎のない時期には、体質改善を目的として全身状態をよくすることも効果的です。
風邪などの急性鼻炎に引き続いておこるものを急性副鼻腔炎といい、炎症が治らず慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。副鼻腔炎とは副鼻腔に炎症が生じ、慢性化すると細菌感染がくり返されやすく、副鼻腔に膿がたまりやすくなります。粘りのある鼻水、鼻づまり、後鼻漏、においがわからないといった鼻の症状や、頭痛や頭重感などがおこります。
慢性副鼻腔炎の治療は、点鼻薬や抗生物質、消炎剤の内服、手術療法があります。症状を軽減する目的で漢方薬治療は効果的です。
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